受験生:大雪で列車運休、トラック運転手が救いの手

埼玉県の女子中学生が先月17日、石川県輪島市日本航空石川高校の推薦入試を受けようと会場に向かう途中、大雪の新潟県で立ち往生してしまった。試験をいったんあきらめかけたものの、吹雪の中を真夜中にヒッチハイク。大型トラックの運転手が行き先を変更して乗せてくれたおかげで試験開始10分前に会場に到着でき、見事に合格した。航空自衛隊パイロットになるのが夢という中学生は「応援してくれた人のためにも夢をかなえたい」と喜んでいる。
 
「同じ中3の娘がいる」と言う運転手はヨコヤマと名乗った。夜が明けるころ、金沢に入った。「よし、輪島まで行っちゃる」とヨコヤマさんが突然、向きを変えた。母と瑠美子さんが会場に着いたのは午前9時。試験開始のわずか10分前だった。途中の経過をずっと携帯電話で聞いていた浅川正人副校長は、試験に間に合わなかったときの対策も考えていたという。ヨコヤマさんは「がんばれよ」と励まして去って行った。連絡先は教えてくれなかった。
試験の作文の題は「私が感動したこと」。大反対しながら懸命に励ましてくれた母のこと。遠回りして会場まで送ってくれたヨコヤマさんのこと。「人の優しさにふれることができ、感動、感謝、他にも色々と感じることができ、良かった」と懸命に書き上げた。
後日、合格通知が届いた。真っ先にヨコヤマさんに知らせたかったが、連絡先はわからない。瑠美子さんは「感謝の気持ちを周りの人に少しずつ返していきたい」と思っている。

 よくある話といえばそれまでですが、トラックの運転手といいお母さんといい副校長といい試験の作文のお題といい、いささか出来過ぎに思えるぐらい「ちょっといい話」に仕上がってるなあ。
 韓国なんかじゃ遅刻しそうになった受験生をパトカーが先導して試験会場入りすることもあるとのことですが、人の情けはありがたいですのう。
 ってゆーかなんか『よみがえる空 -RESCUE WINGS-』とかのオープニング・エピソードみたいなの(^_^)。