『相棒』#16

 「ええ〜っ、サブリミナル効果をトリックに使うのはちと無茶だろっ」と思わせて上手くひっくり返す脚本。
 ミイラとりがミイラにとゆーか、催眠術師がマインドコントロールされて、みたいな。
 他人の心を操り、殺人を犯すよう仕向けるという恐ろしい犯人。
 しかし己の心の中に潜む衝動をコントロールできずに自滅してしまうという皮肉な結末。
 ドラマでは犯人の「確認行動」のために文字通り足が(に)ついちゃったわけですが(^_^;)、もしあれがなかったらはたして罪に問うことはできたのか?
 殺人教唆、にしてもはっきり「あいつを殺してほしい」と依頼したわけではないし、実行犯は最後まで真犯人をかばう証言するだろうし…う〜ん、これは興味深い。