英国製爆弾探知機:「中は空っぽ」

爆弾テロが続くイラクで、内務省が大量に購入した英国製の「爆弾探知機」が、実は機能しない「欠陥品」であることが分かり、当局が調査に乗り出す事態となっている。購入を巡る不正疑惑を指摘する声もあり、国民からは「私たちの生命を危うくした」と強い反発が出ている。>問題の探知機は、英国ATSC社が製造した「ADE651」。アンテナが付いた小型携行用で、対象に近づけて「爆発物や銃弾などを探知する」(同社)と作動する仕組みだ。
しかし、英BBCの調査報道により、爆弾を探知する機能がないことが判明。専門家などは「機器の中は空っぽで役に立たない代物だ」と断じた。この製品はパキスタンアフガニスタンなどの紛争地帯でも使われており、輸出先は約20カ国に及ぶとの情報もある。
英政府は1月下旬、この製品の輸出禁止措置を発表。英ATSC社のジム・マコーミック社長(53)を詐欺容疑で逮捕した。
ニューヨーク・タイムズ紙によると、イラク内務省は08〜09年、1500台を約8500万ドル(約77億円)で購入。首都バグダッドや国内各所の検問所で使用してきた。1台当たりの製造コストは約250ドル(2万2300円)とされるが、イラク側の購入価格は最大6万ドル(535万円)と、利幅が極端に大きい。

 「王様、これはバカには見えない爆弾探知機にございます」

 いや、この記事読んだ時はてっきり「中にはダウジング・ロッドが2本入っていてちゅうオチじゃないの?きっと英国人特有のブラック・ジョークなんだよっ」と思ったのですが…
 製品の写真見るとホントにただのダウジング棒のような気がしてきたなあ…(^_^;)

 …マジでダウジングのようです。本当にありがとうございました。
 「No Batteries」「No Electricity」とゆーキャッチがとってもコンビニエンス?
 …まあ確かに嘘はいってないわな。
 こういう非・電子(電気)式探知機の利点といえば、探知機から漏れる微弱な電流や電波を検出して起爆するスマート・タイプのIEDにも対応可能ということですよねっ…あれ?