『アリス・イン・ワンダーランド』
今さらながらバートン版『アリス』を観てきました…なんか大味ちゅうか温い話だったような。
ここでこういう展開になるわけ!?みたいな。
監督に異形への愛はあっても少女愛がないのが原因?
バートン的には「民に愛されるより恐れられる方を選ぶ」赤の女王に感情移入してるのではないかと思うのですが、一番腹黒そうな白の女王が物語上最後まで善玉あつかいとゆーのが納得できません。
まあアタシ的にはワンダーランドの平和のためアリスやマッドハッターやチェシャ猫が剣をとって立ち上がるという時点ですでに悪い冗談とゆーか悪夢のような気が。
アリスは「自分の運命を自ら切り開いていく進歩的な女性」へ成長するキャラだとは思うんですが、それを実感できない脚本だったのは残念でした。
現実世界に戻ったアリスは「自立した女性」として逞しく生きていくのですが、幻の恋人を待ち続ける叔母に「それは幻覚。医者に行きなさい」といい放つ(言ってる事は正しいんだけど)ようなアリスをアタシは望んでいるかというとそれは否!否!百万遍も否!といわざれを得ないのれす(^_^;)。
ところでハート型の眼帯つけてるジャックが十兵衛ちゃんに見えてしまって困ります。格好つけた奸臣と思いきや大女フェチで巨大化したアリスにメロメロなあたりの変態性はバートンぽいか?
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