買ったモノ

　諸星大二郎『西遊妖猿伝 西域篇（２）』
　ヤバい、まじヤバい。これだけの長寿シリーズだとゆーに中だるみどころかどんどん良く鳴る法華の太鼓（坊主だけに）。砂漠の城塞都市を舞台に羊頭の怪物（まさか羊頭狗肉とゆーオチではあるまいな？）、もののけ姫ダークサイドみたいな夜の美少女！
　P110のカットがエロいなあ。アンラ・マンユの使徒なのか？＞夜の美少女。なんかクラーク・アシュトン・スミスのゾシークものみたいな怪異ファンタシィ。西遊記でゾロアスター教徒対アンラ・マンユの魔物ドゥルジ・ナスの戦いなんて展開予想しなかったわっ。

西遊妖猿伝 西域篇(2) (モーニング KC)

　植芝理一『謎の彼女X（６）』
　いや、昔の作品と比べると随分ふつーの漫画にしようとしてるな〜。でも嫌いじゃないですだよ？

謎の彼女X(6) (アフタヌーンKC)

　竹本泉『あかねこの悪魔（１）』
　「征服王コロンブス殺人事件」ってモンティパイソンかと思った。

あかねこの悪魔 1 (ビームコミックス) (BEAM COMIX)

　岡部いさく『世界の駄っ作機　蛇の目の花園２』
　もうね、表紙のデザート塗装（湾岸戦争参加時）のTSR2だけでお腹一杯ですよっ！でもヴァンキッシャー（征服者）って愛称はバンキシャ！みたいでやだっ。せめてヴィンディケーターかヴァンガードがいいれす（^_^）。
　あと可変翼ライトニングやライサンダーやボールトン・ポールの串型翼機もっ！

世界の駄っ作機 番外編〈2〉―蛇の目の花園

　「世界の艦船」8月号
　特集：日米海軍の50年 安保改訂から半世紀。
　アンドレイ・Ｖ・ポルトフ氏の「冷戦下　ソ連海軍の対日作戦計画」がなかなか興味深い。
　またグラビア記事によると6月25日付で「さわかぜ」「はつゆき」「ゆうばり」「ゆうべつ」など護衛艦4隻が退役したとのこと。
　八八艦隊のワークホースとして華々しくデビューしたはつゆき型にもリタイアの時が来たとは諸行無常であることよな。
　「ゆうばり」型（とタイプシップの「いしかり」）は元が駆潜艇の後継として計画されただけに大きさが中途半端でしたかのう。
　同程度の規模のコルベットは中小海軍には多数存在してたのでコンセプト自体が間違ってた訳ではないのでしょうが、荒れる日本海で運用するにはいささか艦体が過少でしたか。
　これで残るDEは「あぶくま」型6隻のみ。しばらく新造艦は望めないのでそのうち寿命延長のFRAMとか実施するのかなあ。幸い？船体はステルス仕様なので上構全とっかえとか。
　一方、米海軍は６月５日、アーレイ・バーク級イージス駆逐艦の61番艦をDDG-111 スプルーアンスと命名。
　先代のスプルーアンス級駆逐艦が退役して数年でもう新造艦に命名されるとは、よほど米海軍も人材不足なんだな（違）。
　でもバーク級だけで建造されたDDG の半分以上占めてるのか…

世界の艦船 2010年 08月号 [雑誌]

　「PANZER」７月号
　特集：軽装甲機動車。
　ニュース等でよく目にするものの意外と詳細について公表されてる部分の少ない車両について、開発経過・運用・配備される普通科中隊の編成までわりと充実した？内容。
　特筆すべきは防御力についてで、耐弾試験において正面はガラス部も含めて.50弾に耐え、側面は.30の弾丸に抗しえたとのこと。
　ネット上では以前より噂されてましたが、商業誌で明記されたのはひょっとして初めて？一方では「軽装甲機動車が耐えられるのは.223まで」と明言する軍事ジャーナリストもいるのでどちらが正しいのか素人には判断付きかねますが…
　ちなみに車体はコスト低減のため軍用の防弾鋼板ではなく、民生品ながら強靭なハイテン鋼（降伏強さ下限685N/㎟以上、引張り強度800N/㎟以上とみょーに具体的ですが本当なのかしら？…これも検証する術を持ちませんが）を使用してるとのこと。
　その他小ネタ。軽装甲機動車の足回りは４×４だけど４WSじゃないので小回りはちょっと苦手（^_^;）。クーラーがついててイラクでオランダ兵に羨ましがられたのは有名な話ですが、実はETCもついてて高速での隊列の迅速な通行を可能にしてるのだそうな。
　陸自６種類、空自１種類の派生型が確認されてますが、アンテナやラックの取り付け位置とか含めると無数のヴァリエーションがあるそうな。制式化されてないので配備先の部隊で簡単に改修できちゃう？ 　

PANZER (パンツァー) 2010年 07月号 [雑誌]