我が国の防衛と予算−平成23年度概算要求の概要−

 まず最初に潜水艦・護衛艦・哨戒機・ヘリの延命措置がくるあたりせちがらいデスのう…
 「潜水艦(SS)の建造」はそうりゅう型の追加建造もしくは一部改正型でしょうか。
 スーパーバードC2を利用したXバンド衛星通信能力を向上させることで、潜水艦を海自ネットワーク・セントリック・オペレーションの一部として活用することが個体されているようです。
 「潜水艦の延命(維持整備基盤に関する調査研究)」は以前より報道があったように(海自潜水艦を増強 活発化する中国海軍に対処 防衛大綱改定)、退役をずらすことで潜水艦勢力の増強を図ろうということでしょう。
 元々海自の潜水艦は他国より早く16〜18年ほどで退役することが多かったので、これはまあ費用をあまりかけずに勢力を増強できるのではないでしょうか。
 「護衛艦の体制を維持するため、はつゆき型及びあさぎり型護衛艦に延命措置を実施」て具体的にFRAMのような改修を行うのでしょうかね。
 いまから「はつゆき」型を改装するというのもCP的にどうかと思いますが、例えば最後発組である「せとゆき」か「あさゆき」のOPS-14二次元対空捜索レーダーをOPS-24三次元対空捜索レーダーに換装したりするのでしょうか(予算も1隻分7億円とささやかだし)。
 「あさぎり」型は3隻で88億円とのことなのでシースパローをESSMに、FCS-2を「むらさめ」型などと同じFCS-2-31タイプに積みかえたりするのでしょうか。さすがにFCS-3からICWI式イルミネーターだけ持ってきたりはしないと思いますが…
 「次期救難ヘリコプター(UH−X)の取得」これはシルエット見る限りUH-60Jの改良型みたいに見えますが果たして?(エンジンとブレードをSH-60Kコンパチにした出力増強型とか?)
 「新多用途ヘリコプターの開発」空中機動、航空輸送等の各種任務に使用する現有陸自UH−1Jの後継となるヘリコプターの開発、ということですが、やはりOH-1からの発達型になるのでしょうか。
 「戦闘ヘリコプター(AH−64D)の取得」これはあれっ?と思いましたが、平成19年度予算で打ち切られたはずのアパッチの調達が復活してる?
 せめて1個飛行隊分の16機ぐらいまで調達することになったのでしょうか?