海上自衛隊ニュース 命名・進水式:平成20年度掃海艇「えのしま」

えのしま」の特徴は、船体材料にFRP(Fiber Reinforced Plastic、ガラス繊維、炭素繊維等の繊維をプラスチックの中に入れて強度を向上させた複合材料)を採用していることです。FRPは、従来採用の木と比べて耐久性に優れるため、艇の寿命が木造船と比べて大きく延伸されることが見込まれます。また、腐食が少ない上に、強度を確保しつつ軽量化できる利点があります。

護衛艦や潜水艦と比べて地味な存在ですが、海に囲まれた日本にとっては勝るとも劣らない重要な存在である掃海艇。
今までの木造船体と決別しGFRPへと構造材を変更した新型の一番艦という事で、海自掃海艇史上エポックな出来事ではあります。
しかし哨戒艇的運用もするとの事で当初予定の30mm機関砲が(予算の関係で?)20mmにダウングレードされたらしいのはちと残念ですの。
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