事務専門の「準自衛官」創設、財務省が提案

自衛官の高齢化傾向に歯止めをかけ、大幅に人件費を削減するため、〈1〉早期退職制度の導入〈2〉事務だけを専門的に担当する新たな自衛官の身分の創設――を柱にしている。財務省は同日、この案を、民主党の外交・安全保障調査会(中川正春会長)に提示した。
改革案ではさらに、警戒・監視や戦闘訓練、災害派遣など一線の任務につかない、会計や調達事務などを専門的に担当する新たな自衛官の身分を創設するとしている。財務省の最大の狙いは人件費の削減で、新たな身分を「準自衛官的」と位置づけ、給与に国家公務員一般行政職と同じ俸給表を使うことを想定している。

財務省、事務職自衛官の新設提案=人件費削減狙う、防衛省は反発

これに対し、北沢俊美防衛相は29日の記者会見で、「財務省主導の予算編成だ」と不快感を表明。安易な削減は防衛力の低下につながるとして、財務省案には徹底的に反対する方針だ。

いかにも数字合わせだけが得意な官僚らしい考えだなあ。
会計や事務担当の「兵士」も本当は貴重な予備兵力なんだけど…
ただもう予算不足という現実はどうしようもないので、今後事務や訓練・補給・整備の一部は外部委託が多くなるんだろうなあ…
現に英軍なんかでは飛行訓練や整備業務の一部を民間にアウトソーシングしてるそうだし。