買ったモノ

道満清明『ヴォイニッチホテル（１）』
「南の島でゆっくり静養する時間のない人達に贈る、癒しの道満清明ワールド!!」ってコピーがデタラメすぎて素晴らしい（^_^;）
魔女伝説が残る島の寂れたホテル。逃避行の末辿り着いた元やくざ。少年探偵団。殺し屋。義眼のメイド少女。ロボット刑事。麻薬と魔術と魔女の呪い。「まとも」な人間がほとんどいなそうな世界で繰り広げられるシュールなシット・コムかと思いきや、滞在日が増すにつれマジック・リアリズム的な世界の理が明らかになって行く構成が素敵。
でもカラー頁は何故に麻宮騎亜風？

ヴォイニッチホテル 1 (ヤングチャンピオン烈コミックス)

速野悠二『みのりスキャンダル（１）』
モブ以外の男はほとんど出てこない百合退魔モノ？魔物の卵を孕んだ少女達を浄化するため、股間から生えた野太い鍵を突っ込んで廻るとゆー一般誌ではぎりぎりのふ○なり表現…ってゆーかここまでやるなら普通にエロ漫画にしちゃいなYO！

みのりスキャンダル 1 (チャンピオンREDコミックス)

小川雅史『キン肉マンレディー（２）』
これは普通に反転キョンとか二次創作のノリ。
王女にぞっこんのテリーマンガール（無茶な日本語）はともかく、母の仇のラーメン娘にビミョーな感情を抱くフロイライン・ブロッケンJr.（男の娘っぽいルックス）が百合的には美味しい。
しかしストーリーはある程度原作準拠とゆーか本歌取りの形式とはいえ、各エピソードの展開滅茶早いなあ。
ところでデビルマンレディー、キン肉マンレディーと来たので次は仮面ライダー女体化ではないだろうか（タックルはまあ置いといて）。
しかしライダーマンレディーだとなんだか弱さそうだなあ（そっちかっ）。
個人的にはやはり仮面ライダーアマゾネスちゅうか原作者繋がりで仮面ライダーアマゾンベイビーを希望。

キン肉マンレディー 2 (ヤングジャンプコミックス)

マーク・ミラー, ジョン・ロミータJr.『キック・アス』
あえて例えると「ガチ血まみれパットマンＸ」みたいな（かえって分かり辛い例え）。
取りあえず血糊と脳漿と脂が混じったモノの描き方はいいよな、と思いました。
ヒット・ガールとビッグ・ダディの訓練シーンでサンドバックを叩きながら「これをマイケル・ムーアだと思え！」ちゅうのがいいですの。
ムーア、愛されてるなあ（そうか？）。やっぱりこーゆービジランティな人は民主党嫌いという事になってるのだな。
ビッグ・ダディのまじガイキチぶりが半端ない。ってこいつらに惨殺されたギャングたちって本当にとばっちりなのね。
でも全てが終わったあとにヒット・ガールが１０歳の女の子の顔に戻って「ね、ハグして…？」というカットはすげえ可愛いよ…血と涙と鼻水でドロドロだけど。
ナードなキック・アス君は不実な同級生追っかけてオ○ってるぐらいなら、ヒット・ガールと懇ろになった方がいいのでは？
あと2.3年我慢すりゃいいんだし（それでも犯罪だお）。
それにしても彼のあのゴキブリなみの生命力はやっぱスーパーパワー持ってるんじゃないのか？

キック・アス (ShoPro Books)