「グイン・サーガ」書き継ぐ

一作家による世界最長の小説といわれる栗本薫さん(1953〜2009年)の壮大なファンタジーグイン・サーガ」(正篇130巻、外伝22巻)の世界を書き継ぐ試みが始まった。
一続きの物語である正篇は作者の死で未完に終わったが、後輩の作家が、その舞台を借りた外伝の形で新しい命を吹き込む。
 
だが、がんと闘い最期まで執筆への熱意を失わなかった栗本さんが残した文章を読んで考えが変わった。<誰かがこの物語を語り継いでくれればよい。どこかの遠い国の神話伝説のように(中略)いろんな枝を茂らせながら>
グインの初代担当編集者でもあった今岡さんは、「始まった当初、妻が新しい世界を作るのを楽しんでいたのを思い出しました。各作家が自分のカラーでテーマパークのように遊んでもらう場所になれば」と期待を寄せる。

ふむんっ。クトゥルー神話シェアワールドものかというとちとビミョーな気もいたしますが、確か作者は「物語は終わらない事に意味がある」みたいな事いってたような気がするので、何らかの形でその意志を継ぐのは良い事なんではないかな。