需校が「QM」フェア」開く 新型戦闘服や防弾チョッキなど 多彩な改良装備勢ぞろい

陸自需品学校(学校長・熊本義宏将補、松戸)が主催する需品に関する総合展示会・セミナー「QMフェア」が10月6日、松戸駐屯地厚生センターで開催された。5回目となる今回は、同校研究部のほか技術研究本部、補給統制本部、企業18社が出展、新型の戦闘服や防弾チョッキ、熱中症を予防するサプリメントなど、隊員の行動に直結する衣服や糧食などが出展されたほか、セミナーでは東日本大震災での需品に関する教訓事項が発表された。官民から約900人が来場し、終日、活発な意見が交換された。

各企業からは、糧食では炎天下での災害派遣や海外のPKO活動に対応したサプリメントなどが出品された。行動中の熱中症を避けるために電解質や各種ビタミンを素早く補給できる錠剤や各種栄養補給食品、200度の高温でも溶けないチョコレートなど。

…いや確かに有名なM&M'sは米軍兵士の「暑い南方でも溶けないチョコをくれっ!」という要請で開発されたそうだけど、200度の高温にまで耐える必要はあるのだろうか?
つい「このチョコは携行してる兵士が焼け死ぬような高温下でも…これこの通り原型を保っていますっ!」みたいな悪趣味なキャッチフレーズを思いついてしまったではないデスか(^_^;)。

また、「将来翼型方形傘技術の研究」では、地上からロケット内に収納して遠方に打ち上げたり、ヘリから投下されたあと、偵察活動を開始することが可能な小型の「動力付きパラグライダー型無人機」などが紹介された。

ロケット投射式のパラグライダー型UAVってちょっと面白いですね。
ついでにグリネード投下したらもっと役立つのに(←素人的発想)

将来型の補給器材では、民間の小型クローラー資材運搬車を遠隔操縦できるよう改造した「地上ロボット」なども提案された。同ロボットは前線の部隊に弾薬や燃料を補給したり、負傷者を収容して安全に後送することができる。

同じような目的で開発中の米軍の4脚歩行ロボットやイスラエルVTOLロボットに比べると地味だけど、まあこのぐらいが無難なとこでしょうかね(^_^)

長期に及んだ生活支援では、入浴セット、発電機、野外炊具などに故障が相次ぎ、また燃料タンク車のホースのカップリング金具は陸・海自、民間、自治体間で仕様が異なり、現場が苦労したことなど改善が必要

この辺の災害救助用具の耐久性や規格の統一性は地味だけど重要な分野ですよね。