原発作業に「ロボットスーツ」を

茨城県つくば市ベンチャー企業が、体に障害がある人の動きをサポートするために開発した身につけるロボット、「ロボットスーツ」を、東京電力福島第一原子力発電所の作業現場でも使えるよう改良し、注目されています。
このロボットスーツは、筑波大学の教授らが参加したベンチャー企業が開発しました。脳から出る電気信号を捉え、足の外側に付いている板状の部品をモーターで動かすことで足の力を補う仕組みで、もともとは体に障害がある人やお年寄りのために開発されました。今回、原発の作業現場でも使えるようにしようと補う力を強くしたり、材質を頑丈にしたりして改良しました。ベンチャー企業によりますと、福島第一原発に人が立ち入る場合、放射線から身を守るために金属製の重さ15キロの防護服の着用が必要とされていて、このロボットスーツを装着すれば、最大60キロ分の重さまで耐えられるということです。

実際に現場で使用するにはノイズによる誤作動の危険性をどうするのかとか、いろいろハードルはありそうですが、「重い装備をつけても軽々と活動出来る」というコンセプトはハインラインのパワードスーツの正当な後継者とも言えますね(^_^)。