「テクノスーパーライナー」解体へ 三井造船玉野事業所で建造 買い手なし

三井造船(東京)は24日までに、玉野事業所(玉野市玉)で建造したものの、発注先が受け取らず、同事業所に係留したままとなっていた大型貨客船「テクノスーパーライナー」(TSL、1万4500総トン)を解体する方針を固めた。約115億円を掛けて2005年に完成した超高速船だが、本来の役割を果たすことなく、“廃船”となる。

残念だけどこんな金食い虫、燃料費が劇的に下がりでもしない限りどの船会社も運用には二の足踏んじゃうよなあ…
「TSLによる国内物流のモーダルシフト」という事業そのものが(アイデアそのものは否定されないにせよ)、実現に至る具体的な構想に欠けていたといわれても仕方ない部分があるかも。
あとは採算をある程度度外視した軍事組織(自衛隊)での活用ぐらいだけど、RORO方式になってない小笠原TSLはナッチャンなどと違って重量貨物や車両の輸送も難しいので、高速輸送艦としても使い勝手悪そうだし。