H2Aロケット打ち上げ成功 北監視の情報衛星搭載

政府の情報収集衛星光学3号機を搭載した国産大型ロケット「H2A」16号機が28日午前10時21分、鹿児島県の宇宙航空研究開発機構JAXA種子島宇宙センターから打ち上げられ、約15分後にロケットからの分離に成功した。予定軌道への投入が確認されれば、事実上の偵察衛星である光学3号機によって、弾道ミサイルや核の開発を続ける北朝鮮への監視の目は強化される。

 あれっ、いつの間に…
 事実上の軍事衛星なんであまり大きな声で「打ち上げ成功オメッ」とも言いにくい?のですが、まあ失敗するよりはなんぼかいいよね。

光学3号機が搭載するセンサーは超望遠デジタルカメラに相当し、識別可能な物体のサイズ(解像度)は白黒で約60センチとされる。現在の光学1、2号機(解像度約1メートル)よりも大幅に向上したが、撮影は晴天時の昼間に限られる。

 解像度1mというのはけっして誉められた値じゃないんで(それだったら商業用衛星の写真買ってきた方が…)、ようやくそこそこの性能の偵察衛星の運用が可能になるわけですかね。
 …ただ本当の問題は衛星の解像度じゃなくて、得られた写真やレーダーの生データからいかに有用な情報を読み取るかという、分析官の養成なんですが。