ハイチPKOの機材運搬のため防衛省がチャーターした「アントノフ225型機」が成田に

ハイチ大地震PKO(国連平和維持活動)に参加する陸上自衛隊のブルドーザーなどを現地に運ぶため、防衛省が初めてチャーターした世界最大の輸送機「アントノフ225型機」が9日朝、成田空港に着陸した。
ウクライナのアントノフ225型機は、全長84メートル、幅88.7メートルの世界最大の輸送機で、日本に着陸したのは、今回が初めてとなる。
アントノフ225型機は、旧ソビエトで、ソ連スペースシャトル「ブラン」や、宇宙ロケットを運ぶために作られ、250トンの貨物を積んで飛行可能だが、現在、事実上たった1機しか運航していない。
防衛省では当初、過去のPKOで実績のあるアントノフ124型機の使用を検討したが、今回のPKOは、重機を迅速に現場に持ち込むことが重要との判断から、アントノフ225型機の使用が決まった。
アントノフ225型機は、陸上自衛隊の部隊が、がれき除去などのために使用するブルドーザーや軽装甲機動車など、およそ150台を現地に運ぶことになっており、9日午後8時ごろ成田空港を出発し、現地時間の11日朝、ドミニカ共和国に到着する予定。

 記事にもあるようにPKO活動などで自衛隊が大型貨物を海外展開するときは通常同じアントノフでも一回り小ぶりの(っていっても世界最大級ですが)An-124“魂のルスラーン”(間違い)をチャーター利用しますが、今回はより大量の重機を一気に運びたいとのことでAn-225ムーリヤ(夢という意味らしい)が選ばれたようです。
 これからも海外派遣とかたびたびあるんだろうから、自衛隊もういっそAn-124ぐらい買っちゃいなYO!(普段どこに置いとくんだよ)