“最後の木造掃海艇”就役

海自掃海艇として最後の木造艇(110隻目)となる18年度計画中型掃海艇「たかしま」(570トン)の引渡式・自衛艦旗授与式が2月26日、横浜市鶴見区ユニバーサル造船京浜事業所で行われた。世界の主要国海軍でも木造掃海艇の建造はすでに終了していることから、“世界最後の木造艇”となる。
次の20年度艇からは強化プラスチック(FRP)製の掃海艇となるため、出港・見送り行事では建造に当たった“船大工”ら約250人の同社員が岸壁から「たかしま」を見送った。

 確かまだ米海軍のアヴェンジャー級なども木造(ただしFRPによる被覆あり)なので、その後継艦が木造になる可能性もゼロではない…かもしれないけどアヴェンジャー級の後に建造したオスプレイ級はFRP製だし、現在の世界情勢で深々度機雷に対応する大型掃海艦の需要があるかビミョーなので、「たかしま」が世界最後の木造軍艦になる可能性は高そうです(練習帆船とかは別にして)。
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