買ったモノ

 A-10『Lord of Trash 完全版』(成年マンガ)

「いざっ!!地図の外へ!!出発!!!」
彼らはその後誰が言い出すともなく/共に過ごした…/戦地であり/住処であり/かつての自分の王国であった…/ちっぽけな迷宮の上空を二、三度旋回すると/西へ羽ばたき消えてしまった/そして二度とこの地には戻らなかった

 今は亡き「カラフル萬福星」で連載が始まり(この作品のために買ってたんだよね)、雑誌廃刊とともに未完のまま終わるかと思いきや、5年後に「HOTMILK」で奇跡的?に復活した迷宮<ダンジョン>探索ファンタシィエロマンガがようやく単行本として発刊。
 暗黒の中世、十字軍後の13世紀末。
 地上での国家間の覇権争いを代行する一種の「陣取りゲーム」が行われている地下迷宮を舞台に、小国エルトリアの王子(女装癖あり・本質的にM気質で総受け)と女僧侶(処女だけどちょっと淫乱・精○フェチ・淫語癖あり)、クールビューティーな野伏、謎のガイコツなどの愉快な仲間たちが繰り広げる冒険譚。
 最初の数回は「神」とか「教会」とか「人の為す善と悪」とかに関わる重苦しいストーリーだったのが途中からわりと能天気なエロコメディになり、5年後の復活時には絵柄からしてまったく変わってしまっている(ほとんど『迷宮キングダム』みたいな話になってる)という、なかなか大変な作品なのです。
 ファンタシィものとしてどうなのよ?といわれるとビミョーなんですが、アタシは初期のシリアス路線が好きなんです。
 でも実は一番気に入ってるエピソードが単行本化の際にオミットされているのですね〜。
 しかし、描き下ろしによる「後日談」が不思議とさわやかな読後感を残すので、これはこれでいいかなっ、と。
 あとこの手の単行本でよくある「単行本化お祝いイラスト」が寄せているんですが、そのお友達の紹介ページのカットが小ネタすぎてワラタ。
いや、実際はかのあきらとか山下いくととか原田たけひとが描いてるんだけど、紹介カットが番外地貢風だったりわたなべわたる風だったり千之ナイフ風だったりなの(^_^;)。
 はっきりいってエロいとゆーより「フェチ」に特化した作風なんで、けして、けっしてお勧めはしませんが、前半と後半の絵柄の落差だけでもまあネタにはなるかな…と。
 考えてみれば今流行りの「男の娘」モノを10年も先取りしてたんだなあ。


 えすのサカエ未来日記(10)』

 えすのサカエ未来日記パラドックス

 DARKER THAN BLACK−漆黒の花−(2)』

 世界の艦船」5月号
「世界の空母2010」特集はいいとして。
 P138の次号予告に22DDHを艦尾からみたCGがちらっと載ってますが、「平成22年度概算要求の概要」に掲載されたイラストと違って上構にFCS-3(改)と思われるフェイズドアレイ・レーダーが描かれてますね(Xバンド用フェイズドアレイ・イルミネーターはなし)。
 先々月ぐらい?の「丸」で野木恵一氏が「22DDHにはFCS-3が搭載され」みたいなこと書いてたんで「あれっ?」と思ったんですが、ESSMは搭載しなくてもレーダーだけは載せることにしたのかなあ。

世界の艦船 2010年 05月号 [雑誌]

世界の艦船 2010年 05月号 [雑誌]