小澤さとるライクな対潜グリネード


 大戦中のヘッジホッグ、マウストラップの流れを継ぐ小型対潜前投兵器。
 度重なる某国潜水艦による領海侵犯に業を煮やしたスウェーデン海軍が開発した「国籍不明潜水艦の船殻に穴をあけて浮上を強制する」ための装備です。
 カール・グスタフのHEAT弾を拡大したようなグリネードを、敵の潜水艦が潜んでいそうな場所に連続して叩き込みます。
 着水すると(たぶん)水中直進性を確保するために保護キャップが外れて平頭弾になるのは旧帝国海軍の徹甲弾といっしょですね。
 そしてRのついた潜水艦の船殻に斜めに命中しても、マグネット?で垂直に吸着してHEATの貫通力を最大限発揮するように設計されてるとことか、小澤さとるの潜水艦マンガみたい(^_^;)。
 でも厚さ1mの水の層をはさんだ2枚のステンレス・スチールを撃ちぬく威力って、明らかにロシア製の複殻構造の潜水艦を念頭においてますが、けっこう強力ですよね。
 海自も某国潜水艦対策に導入したらどうかしらん(^_^;)。