キーロフ級ミサイル巡洋艦を近代化 総合ミサイル設備を搭載

ロシア国防省は世界でも最強のキーロフ級ミサイル巡洋艦に、総合ミサイル設備を搭載する意向だ。このような近代化が進めば、敵空母を破壊したり、空からの攻撃を防いだり、戦略ミサイルを用いて地上の標的を倒すことも可能になる。
今回の計画では、現在搭載されているミサイルシステム「グラニト」の変わりに、魚雷から長距離巡航ミサイルまで総合的に対応できる最新のミサイルシステムを導入することになっている。また最新の対空防衛システムであるS-400 も搭載される。

まさかまさかのキーロフ級復活宣言!?
重厚長大なグラニト・システムに変わる総合ミサイル設備を搭載、とゆーのがよく分かりませんでしたが、JSFさんによると新型のブラモス(オーニクス)系超音速対艦ミサイル(SS-N-26)クラブ巡航ミサイル(SS-N-27シズラー)複合体を発射する「UKSK」VLSの事のようです。

実質的に米空母キラーとしてしか使い道がない?グラニトから多目的・多機能のクラブへと変わった事で、ある意味「(イージス艦ほどではないにせよ)わりと強力な防空システム積んだロシア版アーセナル・シップ」みたいな感じになるのでしょうか。
米機動部隊にまっこうからから勝負しようとしなければ、特定海域を支配する「現代の戦艦」としてそれなりに存在意義を見だせるのかも知れません。
ただ一番の問題は、アンドレイ・V・ポルトフ氏も書いているように現役に復帰するだけで莫大な維持費を必要とするその経済性の悪さでしょうねえ。
実際に再就役となるのか、個人的にはけっこう懐疑的ですが、でもロシア人ってけっこう巨大戦艦への憧憬ってあるみたいだからひょっとすると…