セガの社内男子トイレから生まれた「トイレッツ」 血と汗とその他を流した苦闘の物語

今年の夏、セガ(東京都大田区)の男子トイレでは、かつてないゲームの開発が佳境を迎えていた。店舗用電子POP「トイレッツ」。男性用小便器に取り付け、スピードセンサーで計測された尿の勢いや量で遊ぶゲームで、広告表示ができるというもの。
「ずっと昔から、男の子にとって人生で最初に握るコントローラーだと思っていました。子供の頃、誰もが積もった雪の上に尿で文字を書いたことがあります。これは、コントロールして遊ぶゲームとの根源的な出合いではないか。男の人だったら全員共感してくれると思い、企画として提案してみたところ、上司もノリノリになって作り始めたのがトイレッツでした」

ある意味、まさに漢<おとこ>のゲーム。
心底下らない事にかける情熱が熱いっ。