メガフロート、アジアに売り込み 石油備蓄にらむ 官民でまずベトナム向け

政府は石油備蓄や空港整備に使える人工浮島「メガフロート」の売り込みに乗り出す。三菱重工業日揮などと共同で、2013年にも石油の備蓄計画を進めるベトナムでの受注を目指す。政府は低利の円借款を実施し、資金面で支援。エネルギー施設の整備を急ぐ各国で日本の備蓄技術を生かす考えだ。
「メガフロート」は白島石油備蓄基地(北九州)などで石油備蓄に使われている。最近では福島第1原発事故で汚染水の一時保管場所としても活用された。地上や地下の備蓄と比べ、コストが2割程度低いとされる。埋め立て範囲が小さく済むため環境負荷も小さい。国家プロジェクトとして開発を進め、日本が技術面で先行している。

当初は洋上空港としての利用などが考えられていたメガフロートですが、むしろ洋上備蓄基地として活路を見出すのでしょうかねえ。