日本の南極観測がピンチ 厚くなった海氷、物資輸送阻む

基地周辺はこの数年、海氷が厚く、観測船「しらせ」の接岸が難しい状態が続いているうえ、搭載している大型輸送ヘリも2機のうち1機が故障して使えない。生命線である燃料が不足すれば、基地の維持も危うくなるという。
1240トンの物資を基地に届けるため、雪上車8台をフル稼働したが、約30キロのルートを走れるのは雪面が安定する深夜の1日1往復に限られた。痛かったのが大型輸送ヘリの故障。2機のうち1機は故障中で日本に置いてきたため、1機しか使えず、運べた物資は計画の約7割の820トンにとどまった。
故障中のヘリは、部品が調達できないため修理が第54次隊の出発に間に合わず、予算難からヘリの追加購入も難しいという。

 2機あるCH-101のうち1機は予算不足からいまだに修理不可能な状態なのか。
 1機のみではそれが故障したり大規模な整備が必要になった時に稼働可能な機体がなくなってしまうので厳しいですな。