共産主義者のテーマパーク
【世界写真紀行】戦車に花嫁 ソ連時代の生活様式を残すモルドバ・沿ドニエストル地方
沿ドニエストル共和国って「架空地名小事典」に載ってそうなネーミングとロケーションだなあ(オヒ)。
町では、武器や麻薬の密輸がはびこっている。地元住民の話では、ここでは何でも売られていて、外国から人身売買の被害に遭って連れてこられた売春婦や、ルーマニアから輸出されてきたウクライナ向けのガソリンや車も目にする。
地域の印象は、まさに共産党主義者のテーマパークといったところだ。
ソ連時代の伝統に従い、花嫁たちは厚化粧をし、目がくらむほどの白いドレスを着て、町のメーン広場にある第二次世界大戦当時のソ連の戦車に上り、記念写真を撮る。戦争での祖父たちの勝利に賛辞を贈っているのだ。
頭にスカーフをかぶり、空のプラスチック容器を握りしめ、疲れ切った様子の女性たちは、ミルクを買うために街角に列をなす。勤め人たちは、さびついたトローリーバスに乗って職場から家路を急ぐ。
なんとなく速水螺旋人さんにとっての理想郷という気がしないでもありません(^_^)。
それはそれとして写真の花嫁さん、スカートの中が丸見えなんですが…(^_^;)
- 作者: 速水螺旋人
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