千キロ沖合の津波も観測 日立造船が新システム開発

日立造船は20日、米ソフトウエア会社と共同で、これまでより遠い沖合で発生した津波が観測できるシステムを開発したと発表した。従来は沖合20キロ程度での観測しかできなかったが、新システムでは千キロ沖合でも観測可能だという。2012年度の実用化を目指し、東日本大震災で発生したような大規模津波の早期発見につなげる。
津波観測では、海上に浮かべたブイを波浪計として、人工衛星全地球測位システム(GPS)で観測し、データを陸上の基地局とやり取りする。新システムではデータ通信で生じる誤差を細かく修正できるようにして精度を高め、遠くの波浪計のデータでも観測できるようにしたという。

単に津波観測に留まらず、気象・海象観測システムとしても活用できそう。
ただ遠距離で使う分、数も相当揃える必要があるのかな。