ウェザーニューズ、北極海の航路情報提供 独自衛星で

気象情報会社のウェザーニューズ北極海の海氷を観測する超小型衛星を2012年9月に打ち上げる。北極海地球温暖化の影響で海氷が減少し、アジアと欧州を短期間で結ぶ新たな航路として注目されている。ウェザーニューズ北極海航路のデータを集め、国内外の船舶に安全な航路を示す。民間の気象会社が独自に衛星を持ち情報提供するのは珍しい。

民間会社の打ちあげた衛星情報に基づいて砕(耐)氷商船が北極航路を行きかう時代って、ある意味胸熱。
21世紀は本当にあったんだっ!
WNI衛星プロジェクト(仮)

欧州−アジア間の輸送の場合、北極海航路の航海距離は、現在のスエズ運河経由の2/3、喜望峰経由の1/2となり、航海距離、燃料費、環境負荷が大幅に軽減し、海運業界をはじめ世界の物流に大きな影響を与えると言われています。一方で、北極海における国際的な輸送に関する合意、環境問題、航海の安全性など課題もあります。当社では、この海域の海氷のモニタリング、予測を行い、2006年よりプロジェクトチームをつくり、北極海航路の実現に向けた活動を続けています。

アクセルスペース社の小型海洋観測衛星を来年秋にロシアから打ち上げて北極航路のモニタリングを行う計画。
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